つくば市で開催の「地方自治研究全国集会」!
10月1日(土)~2日(日)、茨城県つくば市で開かれた「第13回地方自治研究全国集会」に参加しました。この集会に、全国から1千名の自治体職員、議員、労組役員、市民団体・市民の方々が参加していました。
2日目の「住民の主体性を育む取り組みと住民の声が生きる自治体づくり分科会」に参加し、「住民投票と市民の図書館つくり」を報告しました。
住民投票後の審議会の現状なども報告させていただき、多くの参加者からも質問が出で、丁寧に答えたが、参加者から「審議会のすすめ方この分科会の目的と違う方向に向かっている」や「住民の声が生きる自治体づくりに頑張ってください」と激励された。
助言者は、長野県・阿智村前町長の岡庭一雄氏で「住民の声が生きる自治体つくり」はもう古い、「住民の声ですすむ自治体つくり」である。そのためには、コミュニティを大切にするだけでなく発展させることが重要。「住民自治が発展することで、自治の概念が、地方自治に限定されている現状から、国民主権の原点である「民主自治」の発展へと進んでいくことができるのではないかと考えるのである」と結ばれた。阿智村の職員、組合役員なども参加されていた。
参加者から「岡庭さんが首長なら住民投票まで発展しないのに」の発言に対し、岡庭氏は「私に関係なく、今こそ『住民自治』を大切にするなら、住民投票をどんどん行うことだ。」と答えられた。また、「戦争法だけでなく、強権政治をすすめる今の安倍内閣ほど恐ろしいものはない。
戦前の自治体は戦争に加担しただけでなく、満蒙開拓団を一番送り出したのは長野県であり、阿智村に「満蒙開拓平和記念館を建設したのも、実態を後世に残し、二度と戦争させないためです」と発言された。
全国には、こんな素晴らしい自治体首長がいる(いた)ことに励まされ、新たな希望と元気が湧き出てきました。
10月3日 審議会要請署名第1次分3296筆提出
市外の人からも注目された住民投票! このままでは、昨年の住民投票が無意味になりかねない。考える会は、市民の意見を反映させた審議をしてもらうよう、10月14日から要請署名に取り組みました。要請項目は、次の2点です。
1、広く市民の声を聞く機会を設けてください。 2、市民のアンケートなど実施し、市民の意向調査を行ってください。 |
多くの方のご支援・ご協力で、第1次分として10月3日(月)に3296筆の要請署名を提出しました。
なお、同日の審議会で内野会長が辞意表明しました。この辞意に対する「考える会」の見解・意見表明は、近日中に発表させていただきます。
私たちはA街区建設に 反対しているわけではありません
早いもので、新小牧市立図書館建設審議会は10月3日で第11回を迎えることになりました。建設場所は、現図書館、ラピオ、A街区の3案が出ていますが、委員が求める具体的な検討資料も提示されず、メリット、デメリットの検討もないまま、現在、審議会で「建設費40億円以上、A街区建設案」で審議がすすめられています。
私たち小牧の図書館を考える会はA街区建設に反対しているわけではありません。A街区も含め、検討できる具体的資料を基に、各案のメリット、デメリットをきっちり検討し、市民にも示して意見を聞くべきだと思っています。審議会にはアンケート予算もついています。
「市民の意見聞かない」から住民投票になった!
住民投票は、そもそも市民の意見を聞かないで市長が新図書館建設計画をすすめたことに対する市民運動が発端です。私たちは、市民の意見を反映させた審議をしてもらうよう、「審議会」に要請署名を取り組むことにしました。要請項目は次の2点です
1、広く市民の声を聞く機会を設けてください。
2、市民のアンケートなど実施し、市民の意向調査を行ってください。
図書館建設費や図書館の経費は税金で賄われています、それを負担している市民の役立つ図書館をつくるため、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
【 なぜ 資料がないのに場所の議論できるの? 】
7月13日(第7回)の審議会で、内野会長から突然「建設場所どこが良いのか。建設場所はA街区か、現図書館か」と、ラピオが含まれていない提案に対し、多くの委員は「A街区」と発言。
その後、事務局から建設費など含めた比較資料は、7月27日(第8回)に提出された。
※ 建設費も含めて比較検討してほしい!それぞれの「案」のメリット、デメリット市 民に示してください
【 なぜ 事務局提出の資料A街区だけ46台なの ? 】
◆ 新図書館建設費用(市ホームページ参照)
基本計画の6,875㎡、地上3階建てを想定しての仮算出
改修費 坪60万円、新築費 坪166万円で算出
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現図書館の改増築 |
現図書館新築 |
駅前A街区新築 |
ラピオ内改修 |
建設費用 |
約27.4億円 |
約35.3億円 |
約34.6億円 |
約11.4億円 |
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解体7千万円含む |
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新設台数 |
160台 |
160台 |
46台(地下式) |
0台 |
駐 車 場 整 備 費 |
約7.8億円 |
約7.3億円 |
約5.4億円 |
0円 |
地下式53台 地上立体52台など |
地下式45台 地上立体68台など |
残り114台分は周辺の市営駐車場の余裕台数を活用 |
ラピオ及び駅西駐車場活用で160台可能なため整備費不要 |
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総事業費 |
約35.2億円 |
約42.6億円 |
約40.0億円 |
約11.4億円 |
※ A街区に160台の地下駐車場整備した場合の総事業費約54.1億円になります。
※ A街区だと駅西駐車場の130台分無くなるけど 本当に大丈夫?
【なぜ 駐車場資料3日間だけのデーターなのか?】
ピーク時の滞留台数が、114台以上余裕があった1年間の日数のデーターはないのか?
8月31日の審議会に出された「駅西、ラピオ、駅地下等の利用状況」の資料
平成27年7月10日~7月12日のピーク時の滞留台数
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駅西(青空駐車) |
ラピオ |
駅地下 |
現図書館 最大利用台数 55台 利用可能台数 81台 |
金曜日(7/10) |
76台 |
294台 |
81台 |
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土曜日(7/11) |
92台 |
336台 |
93台 |
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日曜日(7/12) |
54台 |
322台 |
78台 |
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収容可能台数 |
130台 |
475台 |
201台 |
※ わずか3日間の資料?なぜ一年間の資料出せないの?
【 なぜ 財政・財源問題議論しないのか ? 】
市民病院や学校建替えなど、これから大きな事業が控えています。市民から見れば市の財政問題は重要です。建設場所は事業費と密接に関係するだけに、財政・財源問題の議論は欠かせないと思います。
※ 我が家も財布の中身を考えて生活しているのに。市の財布は私たちの税金だから ね。
会員の声 審議会の皆様へお願い
ご多忙の中、いつもご討議ありがとうございます。思い起こせば昨年のあの暑い最中に、住民投票の署名を一軒一軒訪問して100筆ほど頂いた事を思い起こし今の気持ちを綴ります。
そのとき多くの方々は次のようなご意見があったと思います。
★ 現在の図書館を充実すればよい
★ 買い物ができる同じ場所でラピオが便利。
★ 巡回バス増車、介護施設増設、介護労働者の待遇改善にお金を回して
★ これ以上ハコモノをつくるな
★ 渋滞何とかして
★ 保育園の増設など。
まだいっぱいあったと思いますが多くの一致した意見は、税金の無駄遣いはしないでほしいと言うことでした。
意見は出尽くしたと聞きましたが私たちは広報で少しわかる程度。殆どの方が知らずにいます。私たちの意見はどうやって反映されるのですか。中略
ご存知ですか?審議会は A街区に図書館新築の方向へ!
市は2016年4月審議会を設置し、8月までに10回の審議会が開かれました。21人で構成する審議会は、多数の意見で「A街区に新築」の方向へ進みつつあります。 問題なのは、住民投票の結果を受けて審議会がつくられたのに、広く市民の意見を聞くこともなく、候補地ごとのメリットデメリットも出さず、賛成多数でA街区を前提に話し合いが進められていることです。(審議委員は市が選んだ人達です)
審議会に要請署名を提出します
このままでは、昨年の住民投票が無意味になりかねません。審議会に対して、住民投票の結果を尊重するよう要請する署名を集めます。多くの皆さん ぜひ ご協力をお願い致します。
署名用紙欲しい方ご連絡ください。 山田(中 央):0568-77-3974
渡辺(常普請):0568-77-9374
第1次集約 10月 1日(3日の午後1時に市事務局に提出予定)
第2次集約 10月31日
考える会の宣伝行動日程
あなたのご参加をお待ちしています。
- 9/17(土)「小牧山お月見」16:00~ 小牧山アピタ北側
- 9/25(日)「小牧平和集会」12:30~ 市之久田公園
- 10/15(土)「市民まつり」 11:00~ ラピオ南西角
- 10/16(日)「市民まつり」 11:00~ 小牧山アピタ北側
市直営と指定管理者制度について学びましょう
あなたもご一緒に学びましょう。
・ 10月1日(土)PM1:30~ ラピオ4階 多目的室1
・ テーマ「図書館は市直営が良い」
・ 講師:山本昭和(椙山女学園大学文化情報学部教授)
会員の声 第10回の傍聴者40名以上 次回以降も傍聴しましょう
今、新小牧市立図書館建設審議会の真っ最中。第10回目は傍聴者が40人を越え最多だったのに対して、審議委員が3人も欠席した。 10回も審議会を重ねれば 審議委員の欠席も 目立ち始めるものだ。さあ、その理由は どんなものなんだろうか?行政当局は しっかり 理由を聞き、把握しているのだろうか?
私は 半分くらいしか 傍聴していないけれど、明らかに 意図的な欠席を思わせる伏線的な発言に 出会ったりする。
審議委員の責任は、非常に重い
審議委員の責任は、非常に重い。なぜなら、莫大な税金を使って、より良い図書館建設を決めるキーパーソンたちだからだ。
審議委員の中には、その責任の自覚が 欠落した発言も 目立ち始めた。特に、 口が裂けても発言してはいけない発言を 耳にした。『私は、図書館を あまり利用したことがない』、、、、、、。空いた口が塞がらない。呆れる。
図書館もろくに利用したことがない審議委員に 図書館建設を審議する資格はない!
私は、月に 二度は 図書館を利用しているが、この発言は、決して 許せるものではない!。図書館を利用するものを バカにしている、笑止千万な発言だ。百歩譲って、審議委員の中にも 図書館を利用してきた人はいるだろう。
市民のための図書館建設の自覚をもって
でも でも、図書館を利用して 学び続けている私たちから見れば、そんな発言は、口が裂けても言えないはずの代物だと思います。審議委員として、自覚していない。
審議委員の軽さに 腹立たしささえ感じる。そんな審議委員は、直ちに 辞めていただきたい!そして、今一度審議委員の選定をし直してほしい。
審議会の予定日程(小牧市のHPにも掲載)
- 10月 3日(月)午前1時30分~ 市役所東庁舎5階大会議室
- 10月24日(月)午後1時30分~ 市役所東庁舎5階大会議室
- 11月 7日(月)午後1時30分~ 市役所東庁舎5階大会議室
- 11月14日(月)午後1時30分~ 市役所本庁舎6階601会議室
会員の声 市民の意見を聞くこともなく進める 審議会の運営・進行に疑問の声
住民投票を受け、小牧市が設置している新小牧市立図書館建設審議会(会長・内野安彦常盤大学非常勤講師)の議事運営、進行に対し、市民から疑問の声があがっている。
新小牧市立図書館建設審議会条例(平成28年2月10日 条例第1号)
第2条 小牧市教育委員会の諮問に応じ、新小牧市立図書館の建設に関し必要な調査及 び審議をするため、新小牧市立図書館建設審議会を置く。
審議会は8月までに10回会議行いましたが、調査の中で一番重要な市民の意識調査を行っていません。審議委員の中からも市民の声を聞くべきだとの声があがっています。
・郷治審議会委員は、パネルディスカッションへの市民参加(第2回目審議会)
・渡辺審議会委員は、市民アンケート、ワークショップ等での市民の意見聴取 (第7回目審議会)
住民投票から1年、市民に反対されたのは、 市民の意見を聞かないトップダウンでの計画
昨年10月4日実施された住民投票では32,352名の反対で、ツタヤ図書館に「待った」をかけました。
住民投票で市民に反対されたのは、42億円を超す建設費、建設場所のA街区、民間業者が運営する図書館等々です。しかし、何より市民の意見を聞かず「ツタヤ」と連携し、一方的に計画をすすめた山下市長の姿勢です。
市民の意見を聞かない結果 市民の税金41,856,480円ドブに
ツタヤ図書館契約解消金、市民がなけなしのお金で収めた税金から下記に支払っています。
再び過ちを繰り返さないため 審議会でも委員の責任で 多くの市民の意見を聞いて審議してください。
「瀬戸内市のまちづくりと図書館」講演 約80名の参加で盛況に終わる
7月24日(日)13時半より小牧勤労センター大研修室で、岡山県・瀬戸内市民図書館もみわ広場嶋田学館長を招いて「瀬戸内市のまちづくりと図書館」の講演を約80名の参加で行いました。
◆ 嶋田館長の講演の要旨は以下の通りです。
- 「持ち寄り、見つけ、分け合う広場」をメインコンセプトに、7項目の指針に整理した。
- 市民に投げかけたり、市民の声を取り入れた基本計画つくり
- 市民がつながり地域を活気づけるための場つくり
- まちの魅力を発見し郷土文化の継承と発信のための場つくり
- まちつくりにおける図書館の役割
などを示し、市民と12回のワークショップを行なった。
若者が自ら、全校アンケートに取り組む
中学・高校生から「私たちの意見も取り入れて欲しい」の声が出て、公募したら14名参加し4回議論した。中高生から「私たちだけでなく多くの生徒の声を聞きたい」となり、3中学校の全校アンケートに取り組み、アンケート結果を基に数点『新図書館』に取り入れた。また、「年代別としょかん未来ミーティグ」、「私の図書館利用の自慢話」などを実施した。
市民が判断できる情報をどれだけ提供できるか
図書館建設で大切な点は「市全体を考えた計画で、地域の特性に合ったものであること」「市民が判断できる情報を行政がどれだけ提供できるか」である。
これからの図書館運営で大切なことは、「行政施策との連携を潤滑に図れるか」「市民協働による図書館運営を図れるか」「教育機関としての独立性を担保できるか」「知る権利、学習する権利を保障できるか」が求められている。
地域と図書館を元気にする図書館ネットワークが求められると、結ばれた。
総会で活発な意見が続出
傍聴に行こう 電話などで意見いおう!
講演終了後、小牧の図書館を考える会の総会に「活動報告、今後の方針」「図書館建設審議会の報告」「会計報告」を提案した後、意見交換しました。
◆ 主な意見の紹介
・審議会に任せてよいのか不安だ
・審議委員は『なぜ住民投票になった』のか原点を忘れているのではないか
・アンケートに否定的な人いると聞くが審議委員には市民の意見を聞いてほしい
・第7回審議会では、建設場所をA街区か現在の本館の場所の2択で委員に意見を 聞いた。資料も示さないでいきなり委員に答えさせるような進め方はおかし い。私は市に抗議電話した
・会のブログ記事早く載せて欲しい。情報が遅い
・会の基本方針は納得できるので、会としてもっと宣伝すべき
などが出ました。
会として、①基本方針を広く知らせる。②アンケートなど市民の声を聞く。③審議会の傍聴に参加しよう。④市に電話・メール等で意見を言おう。⑤市民が判断できる資料を出させよう、など確認し合いました。
なお、山下市長、安藤教育長、議員、審議会委員などにご案内はお送りさせていただきました。
多くの皆さんから ご指摘・ご意見お待ちしています
講演する 嶋田館長