会員の声 ラピオの新しい情報 審議会に提供が「なし」
12月19日、第13回目の審議会を傍聴しました。中間とりまとめ案が示され、今後2月8日まで議論し最終答申に至る予定とのことでした。
そのことはさておき、私は12月の審議会にラピオの新しい重要な情報が、教育委員会事務局から一切提供されなかったことに不信を抱きました。
12月議会には、ラピオに関する約1255万円の補正予算が提案され賛成多数で成立しました。その内容は
ファニチャードーム撤退 ラピオどうなるの?
1、ファニチャードームが年内に撤退し3階が空床になるため小牧市が所有する 3階フロア(6割)の賃貸契約を解除し賃料が発生しないようにする。その ため小牧市の貸付収入が2~3月分で約240万円減額となりました。25人 の民間権利者に対して3階フロア(4割)の賃料がこれまで通り支払われます。
2、ファニチャードームが支払っていた3階のトイレなど共益費の一部
約485万円を小牧市が支払う。(25人の民間権利者は支払わない)
3、権利変換のためのコンサルタント料金の半額補助530万円。
ラピオの1~4階フロアを縦割りで市が6割、民間権利者が4割所有していま したが、民間権利者の所有フロアを1階に集約し、2階以上を小牧市のフロア にする。
この補正予算は何を意味しているのでしょうか?
議会では日本共産党市議3名が「第3セクターの都市開発(株)は独立した事業体である。総務省のガイドラインは赤字補てんの公的支援はダメと言っている。
都市開発(株)の決算では、当期利益約5140万円、内部留保約1億円を出す優良会社で経営支援の必要はない」と、共産党市議団は反対しました。
共産党以外の賛成した3会派は「ラピオの経営は深刻だ、体力がない、税金で支援するのは妥当だ。内部留保1億円はテナントの退店リスクに備え使うべきでない」と繰り返しました。ラピオの経営は深刻で、1~2階のテナントもいつ退店するかわからないと言っています。
ラピオに税金投入して A街区に新図書館建設?
中間まとめの大事な時期に、こんな大事な情報をなぜ審議委員に伝えないのでしょうか。7月の審議会で、ラピオから小牧市に対し「子ども子育てをコンセプトにした公共施設の検討を」の申し入れがあったことだけが伝えられたまま。(山下市長のやらせと言う情報も・・・)
市当局の不自然きわまりない対応は、山下市長の「ラピオの図書館はないぞ」のサインに基づいたものとしか思えない。
審議会には都合の悪い情報は出さず「ほおかむり」してやり過ごそうとしている。そう受け止めるのは私だけでしょうか。
それにしても、これまでも多くの税金で支えて来たラピオは、今後どれだけ税金投入をしていくのでしょう?こんな状況でA街区に新図書館建設とは能天気な話だと思います。今からでも遅くない。正しい情報を知らせて下さい。
会員の声 『にぎわい』について考える
犬山のお城と駅の街並みに賑わいが生まれていますが、それは「点ではなく面として」取り組んでいるからではないでしょうか。
小牧駅から1㎞以内に「小牧山」があり、小牧駅⇔小牧山までを含めた「魅力ある街つくり」を考えることが大切ではないでしょうか。
魅力ある・憩いある街つくり みんなで考えよう
小牧山は、「石垣のある城で、自然も一杯あります。また、沿道には「神社仏閣・高校と文化」も一杯です。ユネスコ無形文化遺産には登録されなかったが、小牧にも「山車」や篠岡地区の「棒の手」など歴史遺産もあります。小牧高校には、歴史的建造物の「木造の旧講堂」もあります。
小牧駅から小牧山までを面として捉え、「歴史・文化・自然が香る小道(ロード)」として整備し、「親子で一日散策できる街(ロード)」をすれば賑わいが生まれると思います。
「にぎわいに」必要なキーポイント
1点目は、電車、バス、駐車場などの交通網・駐車場の整備。特に、駐車場の拡大です。犬山は、電車等は充実しており、駐車場の拡大で成功していると思います。
2点目は、魅力ある・憩いがある街並みをどうつくるか。犬山では、地域住民が主体となって、空き家の積極的活用を図っています。
3点目は、地域に「街つくり」を積極的に進める組織を育成することです。犬山には「犬山まちづくり株式会社」があり、まちと一緒に成長していく組織があります。小牧はどうなっているでしょうか。
小牧の実態は?
名鉄小牧線は、小牧から犬山までは複線用地がありながら「単線」のままです。バス路線も少ないのが実態です。今、議論されているA街区の新図書館構想は、駐車場を現状より縮小することになります。にぎわいをねらったはずが、皮肉なことに集客を阻む結果になるのではないでしょうか。
箱モノ行政でなく
既存施設を積極的に活用してほしい!
予算があるから使うのでなく、ラピオと現図書館を有効に活用する。ラピオを中央図書館として活用し、現図書館を歴史中心の分室的図書館にして、カラクリもある小牧の山車や篠岡地区の「棒の手」など伝統文化を常設した施設にする。
青空駐車場を、平屋建ての駐車場にして屋上を「パークアリーナ」のような芝生広場にする。さらに、小牧線を複線化するよう、行政だけでなく市民が一体となって、名鉄に強力に要請し、バス路線の拡充も図る。また、駅から小牧山までの市有地を駐車場に活用する。
沿道の神社仏閣や小牧高校の「旧講堂」を活かした文化が香る街並みを整備する。新図書館や市民病院の建設を活かした「夢のある街つくり」を!!これが私の考えです。
考える会以外の市民の活動をお知らせします
図書館問題について、私たちの会以外の市民や市民団体の活動をお知らせします。
回答から見ても「審議会で市民意向調査」実施を
「平和で住みよい小牧をつくる会」(市内の労働組合や民主団体で構成)が、10月5日に小牧市長に72項目の「市民要求」を提出し、11月18日に回答がありました。
その資料で、図書館関係の要求と回答は次のとおりでした。
要求 |
市として「建設位置、建設費、運営方法など」の資料を、新図書館建設審議会で提示して市民が判断できる「メリット・デメリット」を慎重審議し、市民の意見を十分聞く方法(アンケート、説明会など)を行い、新図書館建設をすすめて下さい。 |
回答 |
【新図書館建設推進室】 新図書館建設審議会の審議資料については、審議会の求めに応じるとともに、審議会の審議内容や状況を見ながら必要かつ適切な資料を提出していきたいと考えております。 なお、市民アンケートにつきましては、審議会において、今後の審議の参考資料として必要とされた場合に、実施できるよう予算を確保しており、その旨を第1回審議会にて説明させていただいております。 |
回答内容を見ると、山下市長の考えは「市民アンケートは、審議会が必要とされたら実施して下さい」と読めます。反対に、審議会が必要ないとしたら実施しないとも読めます。
2009年の時は、市民アンケートなど実施して市民の意向に踏まえ「新図書館建設基本計画」を決めました。今回の審議会においても、「図書館建設に向けて市民アンケートなどの実施項目を入れ、市民の意向を踏まえた最終答申」を示されることを望みます。
議員派遣は議会の独立性を侵す
旅費等の返還を求め住民が監査請求
12月6日市民6名から「新図書館建設審議会会長問題」で、市長、教育長と一緒に「東京への議員派遣は、議会の独立性を侵す」として、地方自治法第100条第13項などに違反するので、旅費など約6万4千円を返すよう求める住民監査請求が出されました。
中立性を無視した住民投票時の
広報紙等の経費約296万円の返還を求める裁判
昨年12月22日、市民の方々による「小牧市の新図書館建設計画の賛否を問う住民投票で、市が全戸配布した『広報紙や説明会等の経費約296万円の返還請求』の住民監査請求」が却下されました。
却下されたため、「広報紙や説明会等の経費約296万円の返還を求める」裁判に訴えて、いま法廷で争われています。
公判日 1月30日(月)午前10時40分から
名古屋地方裁判所(中区)
会員の声 新小牧市立図書館建設審議会 小牧の審議会史上初、傍聴者一回当たり34.4名
新小牧市立図書館建設審議会は昨年実施された、小牧ツタヤ図書館建設反対の住民投票の結果を受け開かれています。
11月28日には第13回審議会が開催され、傍聴者総数は447名になり、1回の審議会で平均34.4名の市民の方が傍聴されたことになります。
小牧市のホームページ『審議会等の会議の公開実施状況』によると平成27年度1年間で公開された審議会等は149回開催され、傍聴者総数は141名だそうです。それらの会議と比べ、いかに市民の関心が高いかを示しています。
内野会長さま 安藤教育長さま 山下市長さま
市民報告会(中間)を開催してください。
これだけ、市民の関心が高い『新小牧市立図書館の建設方針』を4月から審議され、次回12月19日には『中間とりまとめ』をされるとお聞きしています。
審議会は、残念ながら平日の昼間開催され、傍聴したくてもできない市民も多くいらっしゃいます。いままで審議された内容を広く市民にオープンとするため、審議会主催で『市民報告会(中間)』を開催してください。
多くの市民の参加が可能な、土日、祝日、大規模会場での開催を検討して頂くことを要望します。
『 市民主体のまちづくり』を目指し、市民参加の市政を掲げる山下市長さんであれば、実現可能と考えます。
山下市長は回答できないの?
私たちが、山下市長、安藤教育長に提出した「小牧市立図書館建設審議会長の辞意表明についての申し入れ」の回答が、教育長からありました。
市長の秘書担当者からは「今回、市長の回答は電話でお伝えします」との回答でしたので、渡辺が「文書で回答をいただきたい」と抗議したら、「検討してご返事します」とのことでしたが、今日現在ご返事がありません。
山下市長は「私は関係ない」と思っているのでしょうか。根本原因は、市長が市民の声を聞かないで図書館建設を進めたことであります。ましてや、聞くところによると内野会長への要請に、市長、教育長、議長の3者が9月16日(金)東京に行ったらしい。
なぜ「らしい」としたのは、私たちが情報公開請求した資料を見ると、3者が事前に「いつ、どこで、誰が、何を、どうした」かの会議録など一切存在していなく、さらに、内野会長との懇談経過が判る資料も存在していないからです。議長に随行した担当者の「復命書」は存在しますが、こんな重要な事項なのに、経過が判る会議録的な資料が一切ありません。市長は何しに行ったのか不明のままです。教育長の回答です。
回答にならない回答では?
1)教育委員会の「考える会」の活動に対する遺憾表明についての説明を求める。
2)教育委員会、市長に対し、小牧市自治基本条例と市民活動についての見解を求め る。
の2点です。1点目は「憲法を守り、憲法を教える立場の教育委員会がこうした国民の行為に対し、遺憾表明についての法的根拠及び経緯の説明を求めます」に対し、「各種団体や個人の意見表明は否定するものではない」と答えながら「審議会の運営に支障をきたす恐れがあると考えるから遺憾表明した」と述べています。
しかし、個人・団体の意見表明は法的には問題がないと言うなら、どこが「遺憾」にあたるのか、「市民の声を活かしていただきたい」と言うことが、なぜ審議会の運営に支障をきたすのか理由を聞かせていただきたい。これでは回答にならないと思いますが?????
「自治基本条例と市民活動の見解」が抜け落ちた回答
さらに、残念なことは2点目の「自ら提案した『小牧市自治基本条例』についての見解」は、一言も触れられていない点です。
自治基本条例の第2条第6号に規定されている「市民が自ら考え、責任を持って、主体的にまちづくりに関わる活動」とは??? 教育長や教育委員の方々に『再考』を願いたものです。
シェア 大歓迎です 大いに広げてください
会員の声 建設計画の4案を項目別に点数化 一番は高いのはラピオ改修では
建設費、駐車場、交通の便、ロケーション、えほん図書館との関係、開館期間の6項目を、A街区新設、ラピオ改修、現位置に建替、現図書館の改・増築と、私的にグラフにしてみました。グラフを見ると、一番良かったのはラピオ改修となりました。
丁寧に進められた審議会 本当かな??
審議会は丁寧に進められていると内野会長はおっしゃいましたが、たしかにメリットは皆さん丁寧に語られるのです。でもデメリットの部分は掘り下げられないままではなかったですか。
特にA街区。A街区に「とりあえず」想定した議論をしていくと決めた後で、ペデストリアンデッキの撤去や、あらたな連絡橋の話題も出ましたが、少なくない筈のその予算にまったく触れられないままでした。
「とりあえず想定」というのは、その想定で進めた時に不具合が生じないか確認するための考え方だと思うのですが、渡辺委員がストップをかけると「ここまで積み重ねた議論を否定するのか」という声が複数人から上がりました。
仮定の話は意味がない 本当にそうかな??
そういえば、食品スーパーが次々出来る中、29年11月の契約更新時に、平和堂がラピオから撤退する恐れはないのか、その場合大変広い空床ができてしまうがどうするのかという話題のときには「不確定な仮定の話をすることには意味がない」ということで打ち切られました。
可能性として決して低くなく、しかも重大な結果をもたらす要素であるのにです。
ある仮定をして、そうするとどういう事態が起こるのかを考えて、すりあわせをしていくというやり方をしなければ、「丁寧に審議した」とは言えないのではないかと思います。
もし、それらが審議会の考慮することではないというのなら、そもそも建設場所が審議会の判断の及ぶところではないでしょう。
ハコ物ではなく、ソフト面だけについての答申だけまとめると、言われたほうが納得がいきます。