新図書館建設 本当にA街区でいいの?
審議会答申でも「建設場所(建設費に大きく関係する)」「運営方法」は、「両論併記で、そのためには、広く市民の声を聞いて進めていただきたい。」となりました。
しかし、再開発ビル「ラピオ」の空き店舗問題がクローズアップされてきました。一日も早く方針を決めるには、判断できる資料を市民に知らせ、市民アンケートなど行い、市民の声を聞いてすすめて欲しいものです。
私たちは、図書館は「市直営」で「ラピオと現図書館の活用」が一番だと考えています。
トップランナー方式の件は質問しないでほしい 審議会にそぐわない 議事録に載るのはまずい と内野会長から言われた!!
1月30日(月)第16回審議会の会議が始まる直前に、内野会長から(山田館長も同席)郷治裕子委員(市民公募委員)に対し、「トップランナー方式の件は質問しないでほしい」と言われました。
郷治委員が理由を問うと「審議会にそぐわない」「議事録に載るのはまずい」との趣旨の話がされたと言うことです。
会長が委員の発言を制限すると言うのは大変重大な問題であり、委員の自由な発言への権利の侵害であり、民主主義の否定につながるものと考えます。
「審議会の自由な発言に対する制限について」
抗議書を内野会長に申し入れた!!
2月8日第17回審議会において、渡辺委員(小牧の図書館を考える会共同代表)は「発言制限」事実関係に対し内野会長に説明を求めた。内野会長は、発言を制限した訳でなく、あくまでも「説明したものである」と発言した。
「トップランナー方式の件は質問しないでほしい」「審議会にそぐわない」「議事録に載るのはまずい」との発言は、説明であれ、市民公募委員が受けた思いは「発言制限」に変わりありません。
最終審議会の内容は次回に!
新小牧市立図書館の建設方針答申書(案) に対する意見・提案書を提出
今回の答申で大きく意見が分かれる部分は、「建設場所」、「運営方針」そして、住民投票になった大きな理由の「市民の意見を聞いて市民のための図書館つくり」ではないでしょうか。
課題や問題点は一杯ありますが、「建設場所と運営方針」は両論併記となりましたが、要約して「11項目」の意見・提案をさせていただきました。
私たちは、審議会で議論した「新小牧市立図書館建設答申書」は市長に提出となりますが、本旨は「市民」に対してと考えており、当然誰でもが理解でき判断できるよう少しでも具体的で判り易い文言で答申は出すべきであると考えており、そうした立場で意見及び提案をしました。
「A街区建設の問題点、弱点も明記すべき」と提案
答申は「駅前のA街区建設」を中心に提案されています。A街区の問題点、弱点は
① 建設費が高くなるについて、私たちは議論深めるべく奮闘しましたが、建設費に対する議論はあまりされなかった。
② 130台の青空駐車場がなくなることやラピオのえほん図書館との連携が弱くなる点であり、建設場所として「ラピオ及びラピオと現図書館の併用」であればこの問題は解決することなど、市民のみなさんがが理解でき判断できるよう少しでも具体的で判り易い文言にすべき。
と考え「意見・提案」させていただきました。各委員から提案された意見など真剣に活発な議論になることを切に願っています。以下、意見・提案書参照してください。
この意見・提案内容などにご意見ある方お待ちしています。
審議会議員の長期欠席について安藤教育長に公開質問
1月30日に、小牧市の広聴制度『市民の声』を基に、安藤和憲教育委員会教育長に対し、公開質問が出されました。(別紙参照)
その主な内容は「新小牧市立図書館建設審議会の瀬口哲夫委員(名古屋市立大学名誉教授)が10月3日の内野会長が辞意表明された第11回審議会以降出席されず、連続6回・4ヶ月近く欠席されています。体調等やむを得ずの欠席であれば致し方がないと考えます。」
そして、以下二点を質問されました。
1、瀬口委員が連続6回4ヶ月近くも審議会を欠席されていることに対し、諮問者として如何に考えられますか。
2、瀬口委員を任命した安藤教育長の任命責任について如何に考えられますか。
この間どのように対応されたかも含めて、教えていただきたいですね。教育長の回答は??
会員の声 誰だって新しい図書館がいい・・ でもA街区建設に反対する理由 中心市街活性化には ラピオに図書館を!!
ラピオ まだ50年以上使えます
ラピオビルは建築から22年を経過しているが、鉄筋コンクリート建物の法定耐用年数は50年(木造住宅は22年)であり、実質的耐用年数から考えれば今後50・60年使用できる建物である。
1995年小牧市によって建設された市街地再開発ビル、核テナントであったイトーヨーカ堂は2007年権利床を小牧市に売却して撤退、同年市費及び国庫補助金を導入し、大改装を行った。
現在、彦根市に本社を置く平和堂が1階及び2階の一部を使用し、3階が閉鎖,4階の一部にマンションのモデルルームが暫定的に入居している。運営は第三セクター小牧都市開発㈱が行っている。
総合小売店の業態変化
多層フロア型店舗→モール型店舗へ
複合ビル等の多層フロア型の総合スーパーは全国的に衰退しており、映画館などの娯楽施設、飲食店等も多数出店して、1日いても飽きない施設づくりが行われているモール型店舗、近くではワンダーシティmozo、エアポートウォーク、イオンモール長久手等が人気を集めている。
一方、大量消費・大量販売のコストコ(常滑、羽島)も守山区下志段味地区進出を伺い、イケヤ(長久手)は今年開店予定など、大きく小売業態が変わってきている。
人口の減少 人口は将来11万人を切る
小牧市の人口は、現在153,471人(2017.1/1)であるが、2060年には108,609人と予測され、現在の70%余りと急速に人口が減少するとされている。(小牧市の人口ビジョンより)
小牧の財政状況 厳しさ市民に正しく伝えていない
広報「こまき」の昨年3月1日号では「小牧市の財政は安定しています」と大きく報じていますが、市民があまり見ない、平成29年度予算編成方針では「本市の財政状況は徐々に厳しさを増し、限られた財源を最大限有効に活用する観点から、徹底した事務事業の見直しと経費の節減合理化を行うこととする」とし、財政状況の厳しさを正しく市民に伝えていません。
核テナント平和堂の動向
全面撤退か 2階部分退去の可能性大
一昨年、平和堂は春日井市内に2店舗を開店させたが、いずれも食料品に特化したスーパーであり、平家建で平面駐車場の店舗である。
小売店の業態、購買人口の減少、ネット販売の急速な増加等を考慮すれば、平和堂との賃貸借契約が切れるこの11月には、全面撤退若しくは2階からの撤退の可能性が高いと考えられる。
時代遅れなハコモノ行政の継続
孫子の代に大きなツケを残す
小牧市では54億円を投じた市庁舎建設そして300億円を超えると言われる市民病院を建設中であり、さらに40億円を超す図書館建設は、急速な人口減少、高齢化が進む中では、孫子の代に大きなツケを残すことになります。
小牧市民としてラピオの廃墟化はどうしても避けたいと考えます。小牧市の将来を考えるとA街区に40億円以上を投じての新図書館建設は無謀であり、再開発ビル『ラピオ』の健全化を図ることが最重要と思います。