小牧の図書館を考える会

平成26年4月に 小牧市の 山下史守朗市長は 「武雄市モデル図書館」を小牧に建設すると発表されました。  「武雄市モデル図書館」とは何か。小牧市民にとって良い物なのか、それらを市民の皆さんと考えていきたいと思います。

ブックマウンテンとは?

 

小牧市の説明によると、新図書館には「ブックマウンテン(本の山)」というものが設置されるそうです。

 

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(市の説明会における資料)

 

この「ブックマウンテン(本の山)」は

オランダのスパイケニッセというところにあるものを参考にしているようです。

オランダの様子をご報告いただいている記事がありました。

 

オランダのロッテルダムにあるピラミッドの形をした全面ガラス張りの図書館「Book Mountain(ブックマウンテン)」 | ONE PROJECT

 

こちらの記事よると15万冊の蔵書で構成されているようです。

小牧に同程度のものを作るとなると、蔵書のほとんどがこのブックマウンテンに収められることになりそうです。

 

bookmountain11 | ONE PROJECT

 

 この写真を見ると、書物の周辺は階段や段差だらけでとてもバリアフリーとは言えないようです。車いすや足のご不自由な方は苦労しそうです。

 

Book-Mountain-by-MVRDV_5A_JK | ONE PROJECT

 

この上から見下ろした写真などを見ると、高さが2~3mはありそうです。

オランダではほとんど地震が無いそうですが、地震の頻発する日本でこうした高層の書架は大丈夫なのでしょうか?

 

また、こちらの記事によると。

 

世界の建築は今 - No.85 ブック・マウンテン - KENCHIKU

 

「太陽による本へのダメージは、貸出しによる摩耗のため、本の寿命を4年と設定しているので問題なしとされている」となっています。

 

「新小牧市立図書館建設基本計画書(基本計画)」(平成21年3月)には

「第6章 新図書館の資料収集目標」

  「第1節 サービス目標基準値」

   「2 資料保存計画(サイクル)」として

「本計画においては開架図書の寿命を平均6年と設定します」と定められています。

 

小牧市は現建設計画が「基本計画」に準じたものであると説明していますが、ここでも基本計画との食い違いがあるようです。

 

また、この記事には次のような記述もあります。

 

「スパイケニッセのこのエリアでは文盲率が10%にも及び、読書を助長するためにデザインされたもので、視覚的に目立つ存在はコミュニティにとって大きな意義を持っている」

 

つまり、本にあまり親しまない、読書習慣のない地域に啓蒙的な意味合いを含めて設置されたのがこのブックマウンテンだそうです。

 

このブックマウンテンはCCC・TRC共同事業体の提案でしょうが、小牧市の市民は、事業体の皆様のご心配に及ばないほど、書物には親しんでおりましょうし、文盲率も10%などとはなっておりません!

 

www.youtube.com

 

 

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※当初、10月3日のパレード予定を「小牧駅→小牧市役所」と掲載してしまいましたが、正しくは「小牧駅東側→市街地→小牧駅」です。ご確認ください。

 

このチラシはお近くのファミマ、サークルKなどの店舗における「ネットプリントサービス」でプリントできます。

 

「ユーザー番号」は「UXBMTMDEFC」です。

 

明日9月23日(水)は15時より、小牧駅東側に皆さんで集まりましょう!

 

「CCC・TRC共同事業体は、小牧市民を愚弄するな!」