そもそも、なぜ住民投票?
10月4日の住民投票に向けて、街で宣伝活動をしていると、
「そもそもなぜ住民投票なの?」とか
「住民投票で反対すると、図書館ができなくなるの?」といったようなご意見を伺います。
今回の住民投票は、今進められている図書館建設に対する賛否を問うもので、反対が多数になっても図書館建設自体は可能です。(「対案を出せ」ともいわれますが、「対案」は、元々あった「新小牧市立図書館建設基本計画」で、この基本計画に立ち返るべきです)
また、住民投票は決定に法的拘束力はなく、市長はその結果を尊重する事になっています。
では、なぜ、今進められている図書館建設に反対をするのでしょう。
大勢の方々が住民投票を求める署名にご賛同いただけたのでしょうか。
「建設費用が多すぎる」「民間業者を入れるのは反対」「ラピオはどうする」など、
色々なご意見はあると思いますが、一番大きい理由として。
山下市長が「市民の声を十分に聴いていない、尊重していない」ということだと思います。
今回の住民説明会でも。
「市民の声を聴いて策定した『基本計画』を踏まえている」と説明されていますが。
「基本計画」では、「第10章 開館までの準備」で次のように明記しています。
すでに「設計事務所の選定、基本設計」の段階まで進んでいるようですが、「市民に意見を聞く会」は開かれていません。
このスケジュールを見ると、「設計業者の選定」「基本設計」「詳細設計」の段階で、「連携民間事業者」から度々「アドバイス」を受けることとなっています。
それなのに、基本計画に明記された「市民に意見を聞く会」のスケジュールは全くない。真っ白けです。
本来、このスケジュールはこうあるべきではないでしょうか?
「連携民間業者」のご意向は伺うのに、市民の意見は聞かない。
今までも山下市長は、こういった姿勢で図書館建設を進めてきています。
この姿勢に疑問を感じた大勢の小牧市民が、「こんなに市民を無視した図書館計画は無い」「みんなの図書館なんだから、みんなの意見を聞くべきだ」と、住民投票を求める署名にご賛同いただけたのだと思います。
「ここで図書館建設に反対したら駅前の開発が遅れる」といわれる方が居ますが、ラピオにファニチャードームを誘致した際に、即座に「基本計画」にそった図書館建設に着手していれば、これほどの遅れは起こらなかったのではないでしょうか?
過ぎた事を責めても仕方がありませんが。
今に至って、「基本計画」にそった建設計画を進められれば、これほどの反対は起きなかったかもしれません。(基本計画にはA街区に設置と明記されていますし、現在のもう一つ大きな論点として、民間導入があるのですから)
図書館は作ってほしい、しかし、ちゃんと市民の意見を汲んで作ってほしい。
→ 10月4日 反対 に ○ を
図書館を民間業者主導で作ることには反対だ。
→ 10月4日 反対 に ○ を
図書館に40億円も50億円も予算を使うべきではない。
→ 10月4日 反対 に ○ を
小牧市民の税金で、ツタヤさんに書店店舗やカフェ店舗をつくってあげることに賛成。
→ 10月4日 賛成 に ○ を
図書館建設に、小牧市民の意見など聞く必要はない。
→ 10月4日 賛成 に ○ を
今回の市会議員選挙で、「賛成」に丸を付けるといっている市議候補の方がいらっしゃいます。こういった方々は、小牧市民の意見を聞かないまま進められる図書館建設に、何も疑問を持たれないのでしょうか?