小牧市教育長に要請した3項目の回答お知らせします
2月8日新小牧市立図書館審議会から「新小牧市立図書館の建設方針についての答申」がされたことについて、3月9日小牧市教育長に要請した次の3項目の回答が3月22日にありました。
①「新小牧市立図書館の建設計画について」の要請と回答
②「審議会の自由な発言問題に関する」再申入れと回答
とりあえず、申し入れ事項と回答をお知らせします。
新小牧市立図書館の建設計画についての要請と回答
1、新図書館建設に向けての具体的なスケジュール案をお示しください。
回答 新図書館に向けての具体的スケジュールを含む市としての建設方針は、新小牧市図書館建設審議会からいただいた答申を踏まえ、現在検討中ですので、決定次第、広く公表します。 |
2、建設場所、運営方法等市民が判断できる資料を示し、広く市民の意見を聞くため、市民アンケートを実施してください。
回答 建設場所等の方針決定のための市民アンケートの実施は、現時点で未定です。しかし、市民アンケートは、住民投票後に市が提案したところ、市議会からの要望を受け、まずは審議会を設置し、そこで必要と判断されれば、アンケート調査を実施することとなり、アンケート調査が見送られた経緯があります。そして、審議会の審議過程においては、必要と判断されれば、市民アンケートが実施できるように予算が確保されている中、市民アンケートに対する議論はあったものの実施には至らなかった経過があります。 また、審議会からの答申には、1つの意見にまとまらなかった項目においても複数の意見が記載される中、多数の意見は明記されております。そうしたことから、市としての建設方針決定までのアンケートの実施については、審議会の答申はもとより、審議経過も含めて尊重すべきと考えておりますことから、市議会とも相談するなど慎重に考える必要があると捉えています。 |
3、小牧市教育委員会と小牧の図書館を考える会との意見交換の場の開催を申し入れます。
回答 新図書館の建設は、貴会の共同代表であります渡辺育代氏にも委員として加わっていただきました新小牧市図書館建設審議会からいただいた答申を尊重して、市としての建設方針の検討を進めていくこととしているため、現時点で貴会との意見交換の場を設ける考えはありません。 |
審議会の自由な発言問題に関する再申入れ
1、第16回目審議会の会議直前に郷治裕子委員に対し、内野会長から(山田館長も同席)「トップランナー方式の件は質問しないでほしい。」、「審議会にそぐわない。」とか「議事録に載るのはまずい。」との趣旨の発言があったのか、確認されたのか教えてください。
回答 第16回審議会の会議直前に内野会長から郷治委員に話された趣旨と内野会長の発言に対する郷治委員の受け止め方については、平成29年2月8日開催されました第17回審議会において、内野会長と郷治委員からそれぞれ話がありました。また、実際には、平成29年1月30日に開催されました第16回審議会において、郷治委員からは、トップランナー方式についての質問がなされ、その際内野会長からは、その質問を制限することはありませんでした。このようなことから、前回回答のとおり、改めて教育委員会が事実関係を調査する考えはありません。 |
2、発言があったのであれば内野会長の発言は「委員の自由闊達な発言への権利侵害であり、民主主義の否定」に繋がる大変重大な問題ととらえられるのか、お聞かせください。
3、内野会長が行った行為は「憲法第19条 思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」に該当しない発言と考えられるのかお聞かせください。
回答 今回の件については、内野会長の考えと郷治委員の考え方に相違があることから、教育委員会としては、2・3に対する回答は差し控えます。 |
4、この件で「教育委員会」としてどのように議論されたのかお聞かせください。
回答 今回の件については、教育委員にも報告しており、教育委員全員から上記のとおりの見解を頂いています。 |
1、健康に影響する飛散状況ではないとされた根拠をお教えください。
回答 専門の調査会社により、図書館煙突の断熱材に含まれる繊維飛散調査を行った結果、煙突出口付近でアスベストを含む繊維の飛散が検出されたものの、建屋内、野外の総繊維数濃度はすべて定量下限値未満であるとの報告を受けております。 |
2、検出された石綿の種類及び濃度等の分析結果を公表してください。
3、石綿処理計画(処置時期、処理期間、処置方法等)についてお教えください。
回答 2・3について、現在、アスベスト対策工事費等の補正予算を市議会に上程する準備を進めておりますが、その議決をいただきましたら、現状と対策工事の概要を公表していきたいと考えております。 なお、今後、対策工事を行う際は、適宜、十分な周知を行っていきたいと考えております。 |
新図書館建設 本当にA街区でいいの?
審議会答申でも「建設場所(建設費に大きく関係する)」「運営方法」は、「両論併記で、そのためには、広く市民の声を聞いて進めていただきたい。」となりました。
しかし、再開発ビル「ラピオ」の空き店舗問題がクローズアップされてきました。一日も早く方針を決めるには、判断できる資料を市民に知らせ、市民アンケートなど行い、市民の声を聞いてすすめて欲しいものです。
私たちは、図書館は「市直営」で「ラピオと現図書館の活用」が一番だと考えています。
トップランナー方式の件は質問しないでほしい 審議会にそぐわない 議事録に載るのはまずい と内野会長から言われた!!
1月30日(月)第16回審議会の会議が始まる直前に、内野会長から(山田館長も同席)郷治裕子委員(市民公募委員)に対し、「トップランナー方式の件は質問しないでほしい」と言われました。
郷治委員が理由を問うと「審議会にそぐわない」「議事録に載るのはまずい」との趣旨の話がされたと言うことです。
会長が委員の発言を制限すると言うのは大変重大な問題であり、委員の自由な発言への権利の侵害であり、民主主義の否定につながるものと考えます。
「審議会の自由な発言に対する制限について」
抗議書を内野会長に申し入れた!!
2月8日第17回審議会において、渡辺委員(小牧の図書館を考える会共同代表)は「発言制限」事実関係に対し内野会長に説明を求めた。内野会長は、発言を制限した訳でなく、あくまでも「説明したものである」と発言した。
「トップランナー方式の件は質問しないでほしい」「審議会にそぐわない」「議事録に載るのはまずい」との発言は、説明であれ、市民公募委員が受けた思いは「発言制限」に変わりありません。
最終審議会の内容は次回に!
新小牧市立図書館の建設方針答申書(案) に対する意見・提案書を提出
今回の答申で大きく意見が分かれる部分は、「建設場所」、「運営方針」そして、住民投票になった大きな理由の「市民の意見を聞いて市民のための図書館つくり」ではないでしょうか。
課題や問題点は一杯ありますが、「建設場所と運営方針」は両論併記となりましたが、要約して「11項目」の意見・提案をさせていただきました。
私たちは、審議会で議論した「新小牧市立図書館建設答申書」は市長に提出となりますが、本旨は「市民」に対してと考えており、当然誰でもが理解でき判断できるよう少しでも具体的で判り易い文言で答申は出すべきであると考えており、そうした立場で意見及び提案をしました。
「A街区建設の問題点、弱点も明記すべき」と提案
答申は「駅前のA街区建設」を中心に提案されています。A街区の問題点、弱点は
① 建設費が高くなるについて、私たちは議論深めるべく奮闘しましたが、建設費に対する議論はあまりされなかった。
② 130台の青空駐車場がなくなることやラピオのえほん図書館との連携が弱くなる点であり、建設場所として「ラピオ及びラピオと現図書館の併用」であればこの問題は解決することなど、市民のみなさんがが理解でき判断できるよう少しでも具体的で判り易い文言にすべき。
と考え「意見・提案」させていただきました。各委員から提案された意見など真剣に活発な議論になることを切に願っています。以下、意見・提案書参照してください。
この意見・提案内容などにご意見ある方お待ちしています。
審議会議員の長期欠席について安藤教育長に公開質問
1月30日に、小牧市の広聴制度『市民の声』を基に、安藤和憲教育委員会教育長に対し、公開質問が出されました。(別紙参照)
その主な内容は「新小牧市立図書館建設審議会の瀬口哲夫委員(名古屋市立大学名誉教授)が10月3日の内野会長が辞意表明された第11回審議会以降出席されず、連続6回・4ヶ月近く欠席されています。体調等やむを得ずの欠席であれば致し方がないと考えます。」
そして、以下二点を質問されました。
1、瀬口委員が連続6回4ヶ月近くも審議会を欠席されていることに対し、諮問者として如何に考えられますか。
2、瀬口委員を任命した安藤教育長の任命責任について如何に考えられますか。
この間どのように対応されたかも含めて、教えていただきたいですね。教育長の回答は??