小牧の図書館を考える会

平成26年4月に 小牧市の 山下史守朗市長は 「武雄市モデル図書館」を小牧に建設すると発表されました。  「武雄市モデル図書館」とは何か。小牧市民にとって良い物なのか、それらを市民の皆さんと考えていきたいと思います。

昨日、開催しました、「小牧の図書館を考える会」主催の「図書館シンポジウム」について、状況をご連絡します。140名ほどの参加者があり、熱い論議も交わされ、意義あるシンポジウムになったと思います。

図書館シンポジウム

”ツタヤ方式”の図書館ってどうなの?

2014年11月9日(日) あさひホール

13:30~ 開 会

主催者挨拶及び講師・パネリストの紹介とテーマの案内

          (配布資料の説明と入会・アンケート・カンパの訴えなど)

昭島市、日野市の公共図書館勤務を経て、田原町生涯学習センター建設準備室 に着任、図書館設立に携わる。図書館開館後は館長として、住民の目線に立ったサービスを展開。同図書館は平成19年に文部科学省より子どもの読書活動優秀実践図書館として表彰。著作に『PFI神話の崩壊』(共著・自治体研究社)など多数執筆しています。

13:40~ 基調講演「ツタヤ方式の図書館ってどうなの?

          いま求められている図書館とは!」

講師:森下 芳則 氏(元田原市図書館長)

14:40~ 休 憩

14:50~ 小牧の図書館建設の経過 (パネリスト 竹内里美小牧市議)

15:00~”ツタヤTカード”の問題点 (パネリスト 森 晃 氏 )

15:10~ 会場からの質問&パネリストからの回答(各4分以内でご協力お願いします。)

15:55~ 入会・アンケート・カンパのお願い

16:00~ 閉 会

小牧の図書館を考える会のホームページ http://aoiumitosora7.hatenablog.com/

 「感想」

私 稲垣美佐代は、世話人代表として、冒頭挨拶で、≪図書館建設を新聞発表で知り、「ツタヤ式図書館とはなにか?」という疑問から、市民が利用する立場で図書館のあり方を考えたい」と考え、みなさんのご協力で会が設立したこと、全国から小牧市が注目され、激励されていること、今後も会を大きくし、図書館問題を考えていきたい≫と訴えました。森下芳則氏の基調講演では、ツタヤ方式の問題点に鋭く切り込まれ、図書館の理想像を田原図書館を例示されながら、具体的数値を根拠に、熱いメッセージを頂けました。パネリスト竹内里美議員からは図書館建設の経緯が、市長交代により市民への説明もなく、大きく変化したこと。森晃氏からはスライドを使ってのTカードの問題点が語られました。市民からの感想・質問は6名ほどあり、「1、伊万里図書館と武井図書館の違い2、小牧市議会の機能不全問題3、図書館員の声を政治につなげる方法とは4、具体的に有効な行動手段は何か?」など熱い発言が続きました。パネリスト&森下さん&稲垣で回答をさせて頂きました。「1、市民参加の図書館か、私企業優先の図書館かを選択するのは市民。市民が100年先まで考え、行動し、政治を動かすことが重要だ。2、反対議員が3名のみで、他は市長に賛成ばかり。市議会に問題があるのはその通り。3、図書館を考える会に皆さんが加わり多くの方で考え、行動を広げましょう。4、市長への公開質問状を提出した。期限を過ぎても回答はない。図書館前アンケートを実施し、市民の意識調査をした。市民からツタヤ式新図書館を望む声は、非常に少なかった。ツタヤ式は市長の独走ではないか?」といった回答がありました。

まずは、第1回目なので、図書館に対する市民の皆様へのわかりやすい説明を、今回はコンセプトとしました。そこで、説明を絞り、圧縮しました。急な展開に対する図書館問題への経緯に対する質問や、Tポイントカードへの質問がもっと多いかな?と予想していましたが、説明がわかりやすかったと見え、質問はなく、現状の問題点に対する具体的な行動や、解決策提示を求める声などが多かったように思いました。

会場を後にされる参加者からは「わかりやすかったよ。成功だったね。良かったよ。」と励ましの言葉を掛けられました。

シンポジウム後、1時間ほど図書館の情報交換を希望される方が和室で交流会を開催されました。20名ほど参加され、考える会も含め、今後の活動等を話されました。

今後、当日のシンポジウムアンケート結果や、市長への申し入れ書に関する行動、図書館前アンケート集計のグラフ化、ブログでの報告、考える会の日時案内、具体的行動を世話人会で検討・・・など。ブログ更新をしていく予定です。