小牧の図書館を考える会

平成26年4月に 小牧市の 山下史守朗市長は 「武雄市モデル図書館」を小牧に建設すると発表されました。  「武雄市モデル図書館」とは何か。小牧市民にとって良い物なのか、それらを市民の皆さんと考えていきたいと思います。

与えられたものでなく自分たちで創っていく図書館を

 住民と自治(2016年2月号)に掲載された「住民投票で市民の良識示す、市民のための小牧市立図書館をめざして」の記事を添付しました。
 私たちは、今回の住民投票で一番重要な事を学ぶことができました。それは、自ら「声を出し行動する」ことが、自分を含めた市民のくらしを「与えられたものでなく、自分たちで創っていくもの」であり、そのことが「住民自治」ではないでしょうか。
 私たちは、もっと図書館について学習しながら、市民の意見の反映された図書館、市や地域の中心になるような図書館つくりにがんばります。ご支援よろしくお願いします。

 ご意見や助言もよろしくお願いします。

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約三百万円を小牧市に返還するよう           住民監査請求を提出

 12月22日(金)監査請求代表者の伊藤宏行前市議ほか約160名の連名で、山下市長に「住民投票条例の、市長は市民が適正に判断できる情報を提供しなけれなならない」に反して、新図書館建設の一面的な情報しか提供されず『新図書館建設計画の賛成に誘導』し、条例の定める中立性の保持に違反する行為『住民投票での住民説明会や全戸配布された広報紙などの経費約三百万円の支出』を小牧市に返還するよう求めた『住民監査請求書』を、監査委員に提出しました。

《シェア・拡散大歓迎》 監査請求書です 

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的確に答えていない質問項目など 山下市長に再度「申入書」提出

 12月22日(火)山市長に、渡辺共同代表他4名は「10月21日に申入した回答を11月18日に受けましたが、回答内容で『理解ができない。的確に答えていない。回答不足』など、疑問点、問題点を再度文書にして」再提出しました。(別紙再申入書参照)
 なお、1月15日(金)までに文書で回答を求めるとともに、懇談を強く申し入れました。

山下市長に対し 広報パンフなどの
         費用返還求める住民監査請求提出
22日市監査委員に対し、住民投票での住民説明会や全戸配布された広報紙などの経費約三百万円の支出が、賛成投票に誘導する内容で中立性欠き、違法、不当とし、山下市長に市への返還を求めて伊藤宏行前市議他約160名住民監査請求をしました。

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《拡散大歓迎です。又ご意見などお待ちしています。》

 

12月議会の市長答弁                図書館建設のA街区と指定管理を              改正以前に戻す条例追加提案

<拡散大歓迎 ご意見をお寄せください。お待ちしています。>

◆ 市民クラブ・小川議員の質問に対し(市長は同じことの繰り返しでた)
 ・中断して立ち止まって市民の意見を聞いてやっていきたい
 ・民意の中身を吟味して、丁寧に進めていきたい
 ・委託契約のどこに問題があったのか、検証して見直すことにはこだわらないが、改  めて市民の意見を聞いて確認していきたい
 ・住民投票結果の44%の人が賛成という意見も受け止めなくてはいけない
◆ 牧政会の河内議員の質問に対し
 ・現在の図書館建設計画を検証して見直すこと及びA街区の活性が別のものでやれる  なら図書館にこだわらない
 ・12月7日に澤田議長宛てに市案を提出した「新図書館建設に関する基本的な考え  方について(案)」に基づいて、H26年に可決した条例の「図書館の建設をA街  区にする及び指定管理にするという箇所を改正以前の状態に戻す条例」を12月議  会追加提案する
 ・指定管理と、A街区に図書館建設をすることをゼロベースで考える
 ・アンケートを取って、市民の意見を十分に調査していきたい。アンケートの対象は  20歳以下の図書館をよく利用している学生さんにも聞く必要があると思っている
 ・そして評価委員会を設置する、評価委員会のメンバーは今後市議会と協議していく  、住民投票の結果は結果だが、議会で進めて行くことになるので
共産党の稲垣議員の質問に対し
 ・アドバイザリー契約解消による日建設計に支払った基本設計料約4.123万円には日建  設計がオランダへ視察に行った項目は入っていません、アドバイザリー料61万円  は実働人件費と交通費
 ・契約解消の責任については、住民投票までは問題はない、発注者は必要があれば契  約解消できる、今回は双方が合意で解消した
 ★ パブリックコメント200以上出ているのに、改めて公費を使ってのアンケー取る  必要はないのではの質問に
 ・パブリックコメントは賛成の人は通常意見を出さないものだ、改めて市民の意見を  聞く必要がある
 ・ゼロベースで考え市民の意見を聞いて(アンケート)また指定管理がよいとなれば  プロポーザルで募集してやっていく
 ★ ゼロベースとは白紙にすることかと聞かれても、市長は「白紙にする」とは答えま  せんでした。
しかし 市長「ツタヤ図書館」諦めていない???

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「ツタヤ図書館」のパブリックコメント                反対意見 約76%

 11月27日、新図書館建設基本計画案(ツタヤ図書館)のパブリックコメントの公募意見202件を公表しました。(小牧市のホームページに掲載)
 私たちの独自判断での内訳は、反対が約76%(11/28付・毎日新聞では約75%)。反対が、先の住民投票結果を大幅に上回る結果となりました。
図書館の管理・運営は市直営で行う
 図書館の管理・運営も、私たちの主張と同じように「指定管理者反対・市直営」が多くの市民の意見であり、カフェ・書店、ブックマウンテン(賛成なし)、吹き抜け(賛成なし)も「批判・不要」の意見が賛成を大きく上回る結果でした。
 市民の意見がハッキリ出た結果であり、わざわざ「住民投票結果の検証を」公費を使ってする必要はありません。
 市長の責務は「市民提案の対案」を

          市民へ具体的に示すこと
 今後、市長の責務は「市民から出た対案のメリット・デメリット、費用対効果」を市民へ具体的に示し、議論を深め、市民の声を活かした図書館建設をすすめることではないでしょうか。


★ パブリックコメントの内訳(小牧の図書館を考える会の独自の判断による分類)
  パブリックコメントの内訳 202件
  新図書館計画白紙化及び対案示す方の意見     130件
  ツタヤ図書館計画反対と思われる方の意見      24件
  そ の 他 の 意 見 な ど           9件
  新図書館建設計画に改善など求める方の意見     18件
  新図書館(ツタヤ)計画に賛成と思われる方の意見  21件
★ パブリックコメントの意見の内訳(重複意見あり)
   意    見        件数      意   見          件数
新図書館建設計画反対又は白紙に  92   指定管理者制度反対・市直営での運営 42
新図書館(ツタヤ図書館)建設賛成 21   民間委託賛成・肯定          2
現図書館の活用・リニューアル   44   ブックマウンテン等批判・不要    27ラピオへの図書館移設計画     23  ブックマウンテン等賛成・必要     0
上記以外の場所に図書館建設     4  吹き抜け批判・不要         14
各地域の図書館の拡充       18   吹き抜け賛成・必要          0
新図書館計画の改善を求める    21   カフェ・書店批判・不要       32
市費で店舗建設・図書館運営反対  66   カフェ・書店賛成・必要        8
ツタヤが出店したければ自前で建設 13   図書館建設よりほかの施策優先    17
住 民 投 票 の 実 現 な ど        10   市 税 の ム ダ 使 い    14
賑 わ い 問 題           8

みなさん ご意見お寄せください

多くの市民から対案は示されている

 11月27日に公開された「パブリックコメントの意見」を見れば、多くの市民から対案は示されています。主なものは
1、基本計画にも示された「市直営」の図書館運営
2、だれでも気軽にいける味岡・東部・北里及び西部・南のコミュニティセンター
    など地域の図書館機能の増設、拡充
3、小牧市立図書館(中央)機能の計画案
 ① 現図書館の北側空地も活用し、増築も含めた施設拡充案
 ② 現図書館の施設拡充案とラピオ内の空床の「図書館分室」設置案
 ③ ラピオの空床・経営状況を考慮した「ラピオ設置」案
 ④ A街区に、「市民の利用しやすい図書館建設」案
 ⑤ 上記以外の所に新図書館建設案
 などです。
山下市長こそ「ツタヤ図書館しか検討していない」
 考える会は、10月21日「市長との懇談及び市民への情報提供資料の提供・公開について」を申入れし、11月18日(水)文書で回答を受け取りました。
 その中で、私たちが「ツタヤ図書館以外は何も検討していないことですね。」と質問したら、市側の回答は「それは…… はいそうです。」と答えています。
 それなのに、市長は「他の案がないのに白紙にすることは無責任な態度だ。」の発言。(11/25 中日新聞
 あれ~ ? おかしくない ?
  パブリックコメントの意見読んでないのかな?

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「ツタヤ図書館建設計画」のパブリックコメント公表される

 11月27日(金)に 新図書館の基本設計案(ツタヤ図書館)のパブリックコメントで寄せられた意見が公表されました。(小牧市のホームページに掲載)
● 意見提出者数:200名プラス2名
● パブリックコメント実施期間:平成27年8月17日~9月15日
● 閲覧場所:市ホームページ、情報公開コーナー(本庁舎1階)、新図書館建設推進室(本庁舎3階)東部・味岡・北里の各市民センター、都市センター、図書館、えほん図書館

 多くの方の貴重な意見です。会としても「意見内容」を学習し、考えをみなさんに示していきたいと考えています。今後とも、ご意見などお寄せ下さい。