図書館問題の核心? 「新自由主義から民主主義と税金をどう守るか?」
図書館問題の核心?
「新自由主義から民主主義と税金をどう守るか?」
稲垣 美佐代
12/22「小牧の図書館を考える会 市長予定候補2名との懇談会の終盤&市民間のフリートーク」で、市民から色々な意見が出されました。録画で一般公開はしていません。
図書館問題は色々な課題があり、今回もよい意見がたくさん出されました。その中で、「市民から寄せられた、或る意見」が、問題の本質に触れた言葉だと私は共感を覚えました。
「市税を使って、私営のコーヒーショップ(スターバックス 海外資本)やレンタルショップ(ツタヤ 全国チェーン)が公立図書館に入るのは、一般の小牧の商店との比較において、不公平である。私企業は自分の経費で店を構えるのが当然だ。」という発言。
私は、その通り!核心をついた発言が出た!!と思いました。
この発言が、実は「世界中で今、まさに起こっている、新自由主義経済―大資本企業が、国民の税金を狙って、市場を独占し、小規模経営が姿を消していく、典型的な例」を指摘した言葉だと思いました。日本中でも、今、一斉に、大企業が「民営化」という美しい衣装を着て、公共財産&税金を浸食し、周辺の零細・中小企業&商店が倒産していってます。
小牧市の「公立図書館・保育園の民営化」や、日本中の地方の状況も、実は、アメリカなどのグローバル企業・TPPと関連していて、起こっている現状だと思います。
今年のESDあいち・なごや子ども会議では「大人の皆さんに提案します。戦争をしないでください。子ども会議のような、学び、考え、話せる場をもっと作って下さい。未来に目を向けて考えて下さい。子どもができて、大人にできないわけがないと思います。」と発表がありました。
大人が、仕事だけでなく、未来に向けて、考え、学び、話し、実行してほしい!
子どもたちは気付き始めました。何が正しいのか?今、何が必要なのかを!
選挙権を持っている大人が、選挙権を持っていない子供とともに、長い将来にわたって(負の遺産 借金)を増やすのか、又は、ヨーロッパのように建築物を修理していくことなどで、(負の遺産 借金)を増やさないのか、考え、選挙で子どもへの大人の責任を表現していくことが求められているのではないでしょうか?
小牧も、少子化と高齢化がすすみ、税金も減少していく中で、優先順位を考えなくてはいけませんよね。税金は、無限ではありませんよね。30~50年と新図書館は未来の財産となる構想なのか、それとも、ピーチライナーのように残骸と後悔が残る構想なのか?
○僭越ながら、お勧め本を御紹介します。年末・年始などお休み期間中に読んで頂ければ幸いです。
「沈みゆく大国 アメリカ」(堤 未果)・・本屋、インターネット アマゾン等で購入可
「地球のゆくえ」(広瀬 隆)・・本屋、インターネット アマゾン等で古本購入可
「ショックドクトリン 上下」(ナオミ クライン)・・小牧図書館所蔵、本屋