会員の声 再開発ビル『ラピオ』の文教委員会傍聴して
4月12日(水)に開催された文教委員会を傍聴してきました。議題は「再開発ビル『ラピオ』について」でした。
ラピオから平和堂が正式に撤退することを受け、「後継テナントの誘致を急ぐべき」とか「空床に子ども子育ての施設を作るコンセプトは変更なし」などの意見・答弁がありました。
ラピオ経営に11億円余も税金投入されている
再開発ビル「ラピオ」の経営維持に投入された市民の税金
1、貸 付 金 7億6000万円
残高 5億2911万円(償還にあと20年の予定)
2、ラピオ修繕負担金 3億5600万円
3、その他の負担金 2億8000万円余
合 計 11億6511万円余
市から都市開発公社への貸付金がまだ5億2000万円余残っていること、最終償還予定が平成48年であることなどを聞き、今後後継テナントを誘致しても本当にラピオが安定するのか非常に疑問を感じました。
「ラピオに図書館移設」の声は一部の人??
文教委員会では市長の発言が問題になりました。4月9日、ある区の総会で住民から「図書館はどうなっているか?」の質問があり、市長が「審議会はA街区賛成が多かった。ラピオに図書館という人は一部の人」と答えていたと言うのです。
山下市長が「ラピオに図書館をという声は一部の人」というふうに認識しているのなら、市民の声を全く理解できていないと思います。
平和堂撤退でも市長はA街区新築考えているの?
新しい図書館は早く作ってほしいが、「身の丈にあった図書館にしてほしい」、「不要な税金を使ってほしくない」、「もっと生活に役立つところに税金を使ってほしい」というのは多くの市民の切実な声ではないかと思います。
平和堂撤退が決まった今、ラピオ空床を図書館に有効活用することが税金の無駄遣いをしない選択だと思います。
小牧市民が安心して暮せるために、広い視野で図書館建設のあり方を考えるべきだと思いました。